SIGMA 35mm F1.2 DG DN Artがやってきた
Artの輝きを纏った1kg超えのバケモノがやってきました(35mm F1.2 dg dn art) pic.twitter.com/ZuDVIuuzsI
— Nabeshi (@nabeshi_photo) 2019年12月1日
さてさて、
SONYに乗り換えてから3本目のレンズの登場です。
人生初のArtレンズ、人生初の35mm単焦点、人生初の開放F値1.2・・・
などなど人生初尽くしの今回のレンズ。
早速どんな感じが試してきました。
今晩は気温も6度ほどとそこまで寒くなく(と言っても寒いですが)雪もまた溶けつつあるので今のうちに、と思い出かけた次第。ツルツルの路面で滑って転んでカメラ落としたく無いですし。
ちなみに厳密なレビュー記事ではありませんので雰囲気だけ味わって頂ければ幸いです。
人生初の1kg超えレンズ。
ミラーレスの恩恵としてレンズ自体の小型化が挙げられるかもしれませんが、それを全て土返しするようなこのレンズ。とにかく重い。1kg超えのずっしり感はすごいです。
特にボディがそんなに重くない分、レンズに持っていかれそうなくらい。
でもこれくらいずっしり構えたレンズである方が妙に貫禄があるというか(まだ発売されて間もないですが)。
何とも所有欲を満たしてくれるレンズであることには間違いありません。
人生初の35mm単焦点。
今までSEL85F18を使っていたせいか、「こんなに広く写るんか」という衝撃がありました。レンズ自体も割と長いので、慣れるまでは車体感覚ならぬレンズ感覚がとても不思議に感じます。
「写真は引き算」という話を時々耳にします。何を写して何を写さないか。広角になればなるほど難しい問題です。SONYに鞍替えする前はAPS-Cで50mm単焦点をよく使っていた(フルサイズ換算80mm)のでこの35mmという範囲は人生初。
「もしかしてこのレンズ難しいのでは」という言葉が脳裏をよぎります。
単焦点レンズの良さは画角を使いこなせるようになることと勝手に心得ています。85mmが使えるようになれば、85mmの世界観がわかるし、50mmの世界もそうです。35mmの世界と仲良くなるためにもしばらくはこのレンズは付けっぱなしになりそうです。(つけっぱなしにするサイズではありませんが!)
人生初のF1.2。F1.2という明るさは夜の街でも十分明るく写し取ってくれます。もちろんフルサイズの恩恵もありますが、それに加えてこの開放F値があるととても安心です。
開放での描写は?っていうツッコミはさておき。厳密なレビュー記事のつもりではないので、今回の写真は特に何も考えず絞り開放で撮っているのが多数です。天体写真も時々撮りに行くのでやはりこの開放F値問題はレンズ選びに大きく影響しました。ただこのレンズ、ボディよりもレンズ下部がはみ出しているのでポータブル赤道儀(の上につけてるレボルビング装置)にのっけるプレートと干渉してしまいます。なんとかしないと・・・。
罠、というほどではありませんが、35mm F1.2 DG DN Artのフィルター径は82mm。トップクラスに大きい部類に入るのでフィルターも高くつくんですよね。。。仕方ないことですが。唯一の救いなのは12月下旬に発売される24-70mm F2.8 DG DN Artも同じフィルター径なことでしょうか。
35mm付近のレンズはこれ以外にもたくさんありますが、高画素機にも耐えうるレンズとなると選択肢はかなり絞られてきます。確かにお値段はしますが、将来Rシリーズのような高画素機に乗り換える予定が(少しは)あるのでやはりレンズで妥協はできないのです。天体写真にも使えるレベルかどうか、AF-MF切り替えスイッチはあるか(無いと結構不便)いろんな考慮事項を統合するとこのレンズに行き着きました。(重たいですが・・・)
たらたら書いてきましたが、結局のところ「バシバシ撮れて楽しい」レンズであることには間違いありませんでした。撮っていて楽しいという要素って意外と大事だと思います。写真が上手く見えると気分もいいですし!(過信は禁物!)
また先ほども書きました、「引き算」の難しさが少しずつ見えてきたので、その難しさを楽しむこともできそうです。引き算の鬼、超広角レンズ(14-24mmとか)も将来手に入れたいので、それまでにお勉強しておかなければ。。。と思うと楽しさもいっぱいです。
玉ボケとか、描写とかまーったく気にせずとりあえずうろうろしながら撮っただけなので参考にならない程度ではありますが、もし迷っている方がいらっしゃったら「買い」のレンズだと思います。ええ。