【撮影記】安平町 菜の花畑
一面の黄世界が今年もやってきた
北海道安平町。ここでは毎年5月中旬〜6月上旬にかけて菜の花が見ごろになる。ところが、毎年同じ場所に咲くかと言われるとそうではない。
写真は2019年当時のもの。コロナのコの字もなかった頃。この年はちょうど石勝線の線路沿いに菜の花ゾーンが。しかしこの翌年はこの区画には咲かない。
中央に見える白い倉庫のような建物を参考に上の2枚の写真を見比べると一目瞭然。毎年菜の花の咲く場所は変わる。
ここでは農作物の連作障害を防ぐために菜の花が植えられている。そのため、年ごとに作付場所が変わるという理屈だ。
菜の花の作付場所は「北のなのはな会」が毎年地図を公開している。場所のほとんどは車がないとアクセスしにくい場所にあるが、このように(少し美瑛っぽい)丘陵地に作付けされる場所もある。
何せ一面の黄色。緑とのコントラストも美しい。
安平町以外にも、滝川や江部乙の近辺も菜の花スポットはある。滝川よりは丘陵地の色が強い安平町。様々な姿で楽しめる。
こうして幌馬車が通った道は少し遅れて菜の花が満開になることがある。その頃には他の花は全て緑に変わっているため、緑一面の中に黄色の道が出来上がる。それもまた見事。